neko
昨日の記事でもポジションを紹介しましたが、私は外国為替証拠金取引(FX)を趣味で続けています。始めてからまだ9年位ですがのらりくらりやっています。本気ではやっていません、趣味の範囲です。株も少し所有していますが、それも遊びです。ほぼ塩漬け・・・含み損です。配当を貰い続けているだけの状態です。

巷ではFXのことを投資などと言っていますが、私にとってはただの博打(遊び)です。もともと私は賭け事が好きなんだと思います。パチンコやスロット、競馬など、ギャンブルはある程度通ってきました。ハマる体質なんだと思います。(その辺のギャンブルは20年ほど前にほぼやめました)

FXと出会ったのは書店でした。たまたま平積みされていたFX関連の新刊を手に取ったところから始まりました。それから飽きることなく続けています。今のところ、相場から退場になっていないので運が良かったのだと思います。

今改めて始めたばかりの頃を思い返してみると、とてもとても恐ろしい・・・熱くなって無茶な玉ばかり作っていました。最初に運良く含み益が出て調子に乗っていました。
持ち金およそ5万円でオーストラリアドルをロングし、レバレッジで積み増し70万円位までになりました。手持ちのお金が不労で14倍までになって麻痺していました。スワップも毎日入るし。なんとなくぼやっと「100万なったら一回やめよかな」なんて思っていました。
その後・・・FXをやっている人はわかると思いますが、以前はオセアニア通貨が落ちる時は本当に速度が速かった。結局、何もわからないド素人の私は急落をただ見守るだけで、含み益をすべて放出。何とかプラスマイナスゼロでカットしましたが「一体なんだったんだ」と悔しい思いをしました。(後にこの ”悔しい” とか ”嬉しい” とかそんな「メンタル」が失敗の元だということに気付くのですが・・・)

まあ、そんな悔しい思いから勉強というか、それからあれこれ読んだり見たりしました。(今となっては ”遊び” なので、「勉強」という表現は正しくありませんが。)
それでも知識を得たからといって利益が簡単に出るものでもありません。一昔前は参加者の9割が負けると言われていました。(現在は9割よりももっと負ける確率が高いかもしれません。)
そんな状況で私は「1割も勝てるなんて、なんて高確率なんだ!」と ”お馬鹿” なので思ってしまったのです。
それからトレードをやり続け、勝っては負けを繰り返し今に至ります。今は少額でちびちびと遊んでいます。何年も追加で証拠金を入れていないので、私の中ではとても優秀な遊びです。


何よりこの遊びを発見して一番良かったのは、世の中の物事に色々興味が持てたことです。
通貨は様々な要因で変動するので、政治・経済・世界情勢、何でも知りたくなります。まさかコモディティなどを毎日ウォッチするようになるとは思いませんでした。株などもそうですが、投資・投機をしようと思うと視野が広がりますね。選挙も欠かさず行くようになりました。

個人的な意見ですが、日本人は総じて金融リテラシーが低いんじゃないかと思います。
「子供の頃からもっと教育すればいいのに。」とか思ったりします。この ”遊び” を知ると、視野が広がるし実生活でも役に立つことが多いと思います。